「老後は気持ちにゆとりを持ってのんびりと暮らしたい」
こう考える人は多いんじゃないでしょうか。
僕もそのひとり
50代に入った頃から、老後の生き方、老後の生活を考えるようになりました。
「気持ちにゆとりを持ってのんびりと暮らす」
そのためにはどんな準備が必要なんだろう?
お金の準備?
もちろん必要だけどお金があっても心身ともに健康でないと楽しめないし…。
楽しむって何を楽しむ?
楽しむために趣味を持つ?
趣味を楽しむには健康もお金も必要だし…。
いったい何から準備をすれば良いのかわからなくなります。
結論から言うと…
「老後は気持ちにゆとりを持ってのんびりと暮らす」ためには、健康、お金、趣味、その他もろもろ沢山のものが必要です。
こう考えると途方に暮れてしまうので…
老後の生活に必要なものの優先度を考えて少しづつ準備をしてみませんか?
と言うのがこの記事のねらいです。
老後の生活 必要なもの 優先度
いきなり結論!
老後の生活に必要なものの優先度は次の通り。
- しっかり食べてしっかり眠って心身ともに健康である
- 経済的に安定している
- 家族または気の合う仲間たちとのつながりがある
- 周りの人と比較せず自分自身を認める
- ①〜④が満たされれば理想の老後生活に近づける(夢の実現)
この優先度。
適当ではなく、ある法則にしたがって考えたものです。
その法則というのがマズローの法則です。
ちょっと専門的な話になってしまうのですが…
マズローの法則によれば、人は夢(自己実現)に向かって成長するとしています。
どの人も、「老後はこんな風に生活したい」という夢(自己実現欲求)を持っています。
夢(自己実現)は、1〜4段階の欲求を満たして初めて得られるとされています。
次の項目で、もう少し詳しくマズローの法則を解説します。
「専門的な説明はいらない!」という方は飛ばし読みでもOK!
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マズローの法則
マズローの法則はマズローの欲求5段階とも言います。
アメリカの心理学者マズロー さんが考案したものです。
人間の欲求を①生理的欲求 ②安全欲求 ③社会的欲求 ④承認欲求 ⑤自己実現欲求 の5段階で分類しています。
人はいちばん下の欲求からいちばん上の自己実現に向かって成長するとしています。
夢(自己実現欲求)を実現するためには、生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求が満たされていないとなりません。
図で表すとこんな感じになります。
ひとつずつみていきましょう。
第1段階:生理的欲求
人が生きていくために最低限必要な欲求のことをいいます。
食欲、睡眠欲、排泄欲、性欲など。
これらが満たされなければ、生命の維持が困難になります。
例えば、食欲が満たされなければ栄養の確保ができず生きていくことが困難になるのは想像がつきます。
同じように、睡眠不足が続くと…というように他の欲求も満たされない状態を想像してみましょう。
生理的欲求は人が生きていく上で不可欠な欲求だということがわかりますね。
第2段階:安全欲求
安全に生きていきたい欲求。
もう少し具体的にいうと、心身ともに健康でありたい、経済的に安定したいという欲求です。
普段から病気がちであったり、体調がすぐれなかったらどうでしょう?
快適な生活は送れません。
同じように経済的に不安定な状態でも快適な生活を送ることはできません。
健康であり、経済的にも安定していることが快適な生活を送るための条件となります。
人は自然と、この不安定な状態を避けて安全で安心できる環境で暮らしていきたいと望んでいます。
第3段階:社会的欲求
所属と愛の欲求ともいわれます。
なんらかの集団に所属して安心したい欲求をいいます。
集団といわれても、いまいちピンとこないかもしれません。
いちばん身近な集団といえば家族でしょう。
生理的欲求と安全欲求が満たされたとしても、孤独で話し相手もいなかったら寂しいですよね。
仮に、生活形態が独居だとしても近くに家族が住んでいて時々顔を出してくれるとか電話で話ができる環境にあれば社会的欲求は満たされているといえます。
また、ゲートボールや生花教室などの集団による趣味活動に参加していれば話し相手もいるので社会的欲求は満たされます。
これらの集団への所属がない状態では、生きてはいけると思いますが健やかな日々は送りにくくなります。
第4段階:承認欲求
他人から認められたい、尊敬されたいという欲求。
社会的欲求が満たされると、承認欲求を満たそうとします。
上の例でいうと、ゲートボールや生花の技術を「うまいね」「綺麗だね」と称賛され認められたいという欲求です。
この欲求は低いレベルの承認欲求とも言われています。
高いレベルの承認欲求では、他人にどうみられるではなく自分自身を認めるという欲求です。
ゲートボールや生花を自分の喜びや達成感にしたがって趣味を楽しむという状態のことをいいます。
自分の好きなことは、誰かの評価ではなく純粋に自分が楽しければそれでいいという感覚ですね。
第5段階:自己実現欲求
自分らしく生きたい欲求。
僕は、人生の後半は悠々自適な生活を送りたいと思っています。
これは最上段の自己実現欲求になります。
自己実現欲求は、言いかえれば『夢』のようなものです。
僕の夢は「老後は気持ちにゆとりを持ってのんびりと暮らしたい」というもの。
もう少し具体的にいうと…
好きな車を所有して、好きな時にドライブしたり…。
旅行に行って美味しいものを食べたり…
ゆったりとした時間の中で人生を満喫すること…
という感じ。
ちょっと贅沢ですね😅
全ての人は『夢』(自己実現欲求)をかなえるために行動しているはずです。
老後の生活 必要なもの 準備
老後の生活に必要なものの優先順位がわかったら今からコツコツと準備しましょう。
優先順位ごとにみていきましょう。
心身ともに健康
まずは健康第一!
健康維持のためには食事、運動、睡眠が大切だと言われています。
毎日の食事はバランスよく摂取しましょう。
肉ばかりではなく、野菜も積極的に摂ることを忘れずに。
また、肉食ではなく魚食も注目されています。
魚は血液サラサラ効果や脳の働きを活性化する効果が期待できると言われています。
僕も魚中心の食事にシフトしました。
手軽に魚が食べられるようにちょっとした工夫もしています。
運動についてはもともとスポーツ好きなら自然とできますが…。
普段、運動をあまりやらない人はちょっと意識して無理のない範囲から始めてみましょう。
僕もスポーツは苦手なので意識をちょっと変えるところから始めました。
運動について知っておくとチョット役立つ情報はこちらにまとめてあります。
バランスの良い食事をとって無理のない範囲で運動した後はしっかり睡眠をとって健康維持に努めましょう。
経済的に安定
経済的な安定はできるだけ早く計画的に行いましょう。
一度に大金を作ることは困難です。
無理のない範囲でコツコツと時間をかけて老後資金作りをすることをオススメします。
僕が実際に行ってきた老後資金作りは別記事でまとめてあります。
家族や気の合う仲間
自分に一番身近な存在が家族です。
楽しいことの共有はもちろんですが、辛いことがあった時に相談に乗ってくれるのも家族ではないでしょうか。
長い付き合いで気心が知れた友人も重要な存在になります。
人との繋がりを大切にしていきましょう。
自分自身を認める
他者からの評価ではなく、自分自身を認めましょう。
具体的にどうするのかというと…
まずは今まで頑張ってきた自分を認めましょう。
自分自身や家族のために長年頑張ったのだから自分を褒めてあげましょう。
次に趣味を持つこと。
それが上手くても下手でも構いません。
他者からの評価ではなく自分が楽しんで、楽しんでいる自分を認めることが大切。
僕も実に40年ぶりにトランペットを始めました。
正直いうと上手くはありません
でも、自分の好きな曲が吹けるようになり楽しんでいます。
歳をとっても続けられる趣味が見つかるといいですね。
まとめ
老後の生活に必要なものに優先度をつけてみました。
まず第一に必要なものはズバリ健康です。
心身ともに元気であることです。
健康でいないと、そこから先へ進むのは少々困難位なります。。
健康維持のために、適度な運動をしたりバランスの良い食事を意識していきましょう。
経済的に安定できるために老後のための資金づくりをしましょう。
老後資金のメドがついたら、次は家族やいま交流している仲間を大切にして繋がりを保つこと。
「そういえば、最近あの人どうしてるんだろう?」
しばらく連絡を取っていない人に久しぶりに連絡を取ってみるのも良いのではないでしょうか。
そして・・・
今まで頑張ってきた自分を認めましょう。
老後の生活の楽しみ方は人それぞれ。
少しずつ準備をして自分が思い描いている老後の生活を実現しましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。