パソコンを選びたいけどCPUの性能がよく分からない。
Intel?
AMD?
Core i7?
Ryzen 7 ?
これらの違いって何?
そんなふうに迷ったことはありませんか?
僕はパソコンを使い始めた頃、分からず迷いました。
この記事ではパソコン選びの際に役立つCPUの選び方について、パソコン初心者さん向けにわかりやすく解説します。
この記事を読むことでCPUの違いがわかりパソコン選びに役立ちます。
CPU とは
CPU(Central Processing Unit)とは、パソコンの核となるパーツ。
シーピーユーと読みます。
パソコンで扱う全てのデータは基本的にCPUが計算処理をします。
CPUが高性能であれば計算処理能力が優れているので一般的には高性能なパソコンと言えます。
ただし、パソコンはCPUだけでできているわけではありません。
他のパーツとの連携も大切です。
CPUや他のパーツについてわかりやすく別記事でまとめてあります。
そちらも参考にしてみてください。
CPUを具体的に表すとCore i5 とかCore i7、Ryzen 5とかRyzen 7 です。
パソコンショップで並んでいる商品の性能表示にこのような記載がされています。
それがCPUです。
Core i7とかRyzen 7については、のちほど詳しく解説します。
ここではCore i7とかRyzen 7がCPUだと分かればOKです!
CPUが大体どんなものか分かったところでCPUを選ぶときに考慮することに進みましょう。
CPU 選ぶときに考慮るすこと
かなりざっくりいうとCPUを選ぶこと=(イコール)パソコンを選ぶことです。
パソコンは他のパーツと連携して動くものですが、パソコンの核となるCPU選びはパソコン選びでとても重要。
CPUを選ぶときに考慮することは自分がパソコンで何をやりたいかと予算をはっきりさせることが必要です。
パソコンで何をやりたいか
パソコンでやりたいことはなんでしょう?
ゲーム?
動画編集?
文書作成?
やりたいことによってCPUに求められる性能が違ってきます。
上にあげた例で言うなら、ゲームや動画編集を快適に操作するには高性能なCPUが求められます。
普段は文書作成で時々インターネットを見る程度なら、それほど高い性能をCPUに求める必要はありません。
自分がパソコンで主にやりたいことをはっきりさせることで適切なCPUを選ぶことができます。
予算
CPUは高性能であればあるほど価格も高くなります。
予算が十分確保できるなら高性能なCPUを選べば、パソコンでできる多くの作業を快適にこなすことができます。
予算が限られているのならパソコンでやりたいことに合わせて適切なCPUを選択しましょう。
普段は文書作成で時々インターネットを見る使い方なのに、ゲームも出来るほどの高性能では過剰スペックとなりもったいないです。
多くの人は予算を決めて購入すると思います。
パソコンでやりたいことをはっきりさせて予算とのバランスを見ながらCPUを選びましょう。
CPU ふたつのメーカー
CPUのメーカーは大きくふたつ。
Intel (インテル)社とAMD(エーエムディー)社です。
Intel(インテル)
Intelは前述したCore i7(コアアイセブン)などのCore iシリーズを展開しています。
Core iシリーズの他にもPentiumやCeleronというCPUも製造しています。
Intelが製造するCPUを高性能順に上位モデルから並べると次のとおり。
- Core i 9(ハイエンド)
- Core i 7(ハイエンド)
- Core i 5(ミドルクラス)
- Core i 3(ミドルクラス)
- Pentiumu(低価格帯)
- Celeron(格安価格帯)
AMD(エーエムディー)
AMDは前述したRyzen 7(ライゼンセブン)などのRyzen シリーズを展開しています。
AMDが製造するCPUを高性能順に上位モデルから並べると次のとおり。
- Ryzen 9(ハイエンド)
- Ryzen 7(ハイエンド)
- Ryzen 5(ミドルクラス)
- Ryzen 3(ミドルクラス)
- Athlon(低価格帯)
Intel AMD CPU比較
IntelのCPUとAMDのCPUって何が違うのかって話になりますよね。
結論を先に言うとほとんど変わりありません!
性能的にもCore i7とRyzen 7のように数字が同じならほぼ性能も同等と考えて良いでしょう。
性能はほぼ同じでもそれぞれ特徴があるのでその違いをざっくりと説明します。
Intel(Core i シリーズ) | AMD(Ryzen シリーズ) | |
どんな作業に向いているか? | ゲーム向き | 動画編集向き |
特徴 | 基本的に*GPU内蔵 | 内蔵*GPUがないものがほとんど |
かなりざっくりした表です😅
IntelのCore i シリーズはひとつの作業に特化したCPUです。
ゲームというひとつのプログラムを動かす場合、とてもサクサク動きます。
ひとつの作業をより快適にこなすことが得なのがIntel(Core i シリーズ)です。
一方、動画編集向きと表現したAMD(Ryzen シリーズ)。
動画編集は、動画ファイルを複数扱ったり挿入する音楽を選んだりと複数の作業を同時に行う必要があります。
複数の作業を同時にこなすことが得意なのがAMD(Ryzen シリーズ)です。
やりたいことに合わせて選択しても良いですね
特徴の欄にいきなり現れたGPUという文字。
これは映像(グラフィック)を担当する機能です。
Intel(Core i シリーズ)ではCPU自体にその機能が内蔵されています。
一方、AMD(Ryzen シリーズ)はCPUに映像を担当するGPUが内蔵されていないものがほとんど。
この場合は映像を担当するパーツが別途必要になってきます。
パソコン初心者さんは、一台のパソコンとしてすでに組み立てられているものを購入すると思います。
その場合はちゃんと動くように設計されているのでこの辺はあまり気にしなくて良いです。
IntelのCPUとAMDのCPUの違いを説明するため少し触れました。
やりたいこと別 オススメCPU
パソコンでやりたいこと別にオススメCPUをあげてみました。
ゲーム
ゲームの場合は、かなり高性能なCPUが必要です。
Intel のCPUは優れたゲームパフォーマンスによりゲーマーによく選ばれます。
ゲームの種類にもよりますが、最低でもCore i5 。
快適にプレイする場合は Core i7 。
ストレスなくサクサクとプレイしたいならCore i 9 がオススメです。
動画編集
ビデオ編集などのクリエイティブな活動は、複数の作業を同時に行うことも必要になります。
その場合、AMDのRyzen シリーズがオススメです。
最低でもRyzen 5。
快適にストレスなく作業をしたいならRyzen 7 以上を選びましょう。
一般的な用途
Webサイトの視聴、文書作成などちょっとした作業や日常的に使うならバランスの取れたミドルクラスの CPU がオススメ。
Intel ならCore i 3 か Core i 5 。
AMDならRayzen 3 か Ryzen 5。
コスト重視
誰もが無限の予算を持っているわけではありません。
パソコン初心者さんはまずはパソコンに慣れることが必要。
入門機と考えるなら、それほど高価なものではなくコスト重視という選択もあります。
コスト重視だとやれることにある程度の制限が出ますがパソコンに慣れることが目的ならば問題はないでしょう。
コスト優先で言うとIntel の Celeron か AMD の Athlon になりますが性能的に多くは望めないことを知っておきましょう。
コスト重視といえどそこそこ快適さが欲しい場合は Intel ならCore i 3 、AMDならRyzen 3 がオススメです。
まとめ
パソコン初心者さん向けにパソコン CPUの選び方を説明してきました。
分かってしまえばCPU を選択するのはそれほど難しいことではありません。
CPUの特徴がわかることで、パフォーマンス、予算などを考慮して自分の使用目的に合ったCPUを選ぶことができます。
今度、パソコンショップや家電量販店に行ったらパソコンの性能表示を見てみてください。
搭載されているCPUの種類で、ゲーム向けなのか、動画編集向けなのか、コスト重視なのかなんとなく分かると思います。
性能が判断できるようになるとパソコン選びも楽しくなりますね。
この記事が参考になるとありがたいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。