放送大学卒業生です
放送大学で31科目62単位を4年半で習得して卒業しました。
履修した31科目の中には、印象深い授業や科目があります。
興味や関心は人それぞれで違います。
履修する人によって科目の感じ方は様々でしょう。
でも他の人が「面白かった」と思える授業はどれか知ってみたいと思いませんか?
もしかしたら自分の興味と一致するかもしれない。
一致しなくても「他の人はこんな科目に面白さを感じるんだ〜」と新しい発見につながるかもしれません。
結論!
この記事を読むことで科目選びの参考になります。
オススメ科目のシラバスを確認して科目選定の参考にしてみてください。
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放送大学 コース
放送大学の教養学部教養学科には6つのコースがあります(2023年時点)
- 生活と福祉コース
- 心理と教育コース
- 社会と産業コース
- 人間と文化コース
- 情報コース
- 自然と環境コース
放送大学入学当初、せっかく学ぶなら仕事に活かせる方がよいと考えました。
僕は看護師なので、看護と関連する科目が多い生活と福祉コースを選択しました。
生活と福祉コース
放送大学公式HPで6つのコースが紹介されています。
その中のひとつ生活と福祉コースの内容は次の通り。
生活と福祉コースは、3つの『life』について学ぶコースです。3つの『life』とは、生命(いのち)、生活(くらし)、人生です。多くの分野が該当します。生命の不思議、遺伝子や健康や病気についてから、生活と福祉に関係する事項や法律・制度、家族や人間関係や人生のあり方について学ぶことが出来ます。また、看護師特定行為研修制度に対応する講義も提供しています。 身の回りの事象で誰もが経験する事柄を手がかりとしながらも、学問的な興味や関心を持って、学習から研究へと進んでください。さらに、最終学年には、「卒業研究」(選択科目)で論文を書くこと、また、このコースを卒業したら大学院で研究することなどにも、ぜひチャレンジしてください。
放送大学公式HP 6つのコース
看護師特定行為研修制度に対応していることからも看護と関係深い科目が学べることがわかります。
看護学生時代に基礎を学んでいるので、看護に関係した科目は学習内容をイメージしやすく学びやすかったです。
そういう意味では生活と福祉コースは看護職の方におすすめのコースです。
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履修科目リスト
僕が在学中の2015年〜2019年の間に履修した科目です。
科目名末の(年数)は割愛しています。
授業科目名 |
【基礎科目・共通科目】 |
[基礎科目] |
(一般科目) |
日本語リテラシー |
情報学へのとびら |
健康と社会 |
運動と健康 |
遠隔学習のためのパソコン活用 |
日本語とコミュニケーション |
[共通科目] |
(一般科目) |
疾病の回復を促進する薬 |
人体の構造と機能 |
【専門科目・総合科目】 |
[専門科目] |
(生活と福祉) |
食と健康 |
社会保険の現代的課題 |
リハビリテーション |
食安全性学 |
臨床家族社会学 |
災害看護学・国際看護学 |
感染症と生体防御 |
生活環境と情報認知 |
今日のメンタルヘルス |
認知症と生きる |
健康長寿のためのスポートロジー |
公衆衛生 |
少子社会の子ども家庭福祉 |
高齢期の生活と福祉 |
看護学概説 |
基礎看護学 |
人口減少社会の構想 |
在宅看護論 |
障害を知り共生社会を生きる |
看護管理と医療安全 |
家族と高齢社会の法 |
[総合科目] |
音を追求する |
(生活と福祉) |
社会福祉と法 |
こうして書き出すと「たくさん学んだなぁ」と実感します。
注目してほしいのは生活と福祉の専門科目に看護に関連した科目が多いことです。
選択しなかった科目も看護に関連した内容を含むものが多かった。
2022年現在の生活と福祉コースで選択できる科目はこちらで確認できます。
>>> 放送大学公式サイトへ
放送大学 面白い授業
通信制の授業はどうしても単方向の受け身な授業になります。
授業形式も講師が学習内容を淡々と語るものが多い。
これは通信制大学の特徴であり、良いとか悪いとかいうものではありません。
その中でも、ちょっと変わったスタイルで面白かったオススメ授業を紹介します。
日本語リテラシー
放送大学在学中、TV授業の中で一番面白かったのが日本語リテラシー。
日本語リテラシーは、日本語の読み書きの基礎が学べる授業です。
講師は放送大学教授の滝浦真人先生。
この授業が面白かった理由は次のふたつ。
- 教育テレビ風な授業形式
- 講師が魅力的
ひとつずつ解説します。
教育テレビ風な授業形式
他の授業とは明らかに見せ方が違っていました。
日本語リテラシーの授業スタイルは教育テレビ風なスタイルです。
僕が子供の頃に観た教育テレビ。
進行役の俳優さんと傍にはパペットがいて人とパペットが会話をしながら主題を説明していくスタイルです。
日本語リテラシーの授業はこれに似ています。
講師と講師似(?)のパペットが会話をしながら授業が展開します。
このスタイルがどことなく懐かしくて授業に引き込まれました。
本来は高度な授業内容なのに、このテレビ授業の雰囲気のおかげでついていくことが出来ました。
内容は、大学のレポート作成に活かせるもので学びが多かった授業です。
このブログもその学びを活かして書けていれば良いのですが…(汗)
日本語の読み書きの基本はどの場面でも活かせます。
いつでも観れるように録画した授業は保存してあります。
講師が魅力的
先生はオシャレが好き?
放送授業で講師の先生が着ている服がとにかくオシャレなんです!
僕が推測するに滝浦真人先生はオシャレ好きなんじゃないかと思います。
スーツandネクタイ姿だけではなく服装のデザインもいろいろ。
仮に放送授業用に着ているとしても、良くお似合いで素敵でした。
先生の服装に目がいくのも、僕もオシャレが好きだからかもしれません。
このように、講師に興味関心が湧いたことも授業が面白いと感じた理由になっています。
放送大学 オススメ科目
生活と福祉コースには看護関連の科目が多く学びやすかったです。
そういう意味ではどれもオススメ科目と言えます。
その中でも印象に残っている科目は、学習後に新しい視点が持てた科目です。
その科目をオススメ科目としてあげます。
健康長寿のためのスポートロジー
健康とスポーツの関係性を科学的にとらえた科目です。
僕は運動が苦手で体を動かすことに消極的でした。
でもこの科目を学んでから運動を前向きに捉えるようになりました。
ちょっと疲れた時こそ、軽く運動をしてからゆっくり休む習慣が身につきました。
食安全性学
私たちが口にする食べ物の安全性がどのように守られているのかを学ぶ科目です。
食べ物の安全性がどんなふうに守られているのか今まで考えたことはありませんでした。
そういう意味でこの科目の知識はとても新鮮でした。
スーパーで食品を選ぶとき、学習したことをふと思い出します。
音を追求する
音を多方面から分析してそれぞれの捉え方が学べる科目です。
音楽や言語、音の科学、音の社会的側面など捉える方向は様々。
今までは音=音楽というイメージだけでした。
この科目で、音ひとつでも見る角度で捉え方がいろいろ違うことが学べて新鮮でした。
まとめ
放送大学の面白い授業やオススメな科目を紹介しました。
オススメしたくなる理由は次のふたつ。
- 他とは少し違う授業スタイル
- 新しい習慣や視点が得られる
在学中に履修した科目を見ると新しい視点が得られることの他に、今ある知識をさらに深める科目という傾向がありました。
放送大学で学ぶことで知識はもちろん考え方の幅も広がります。
この学びを生活に生かすことで、心も体も豊かな毎日を送ることができそうです。
あなたはどの科目を学んでみたいですか?
最後まで読んでくださりありがとうございました。