定年退職後の生活について、最近よく妻と話します。
話題のひとつが住まいのこと。
子供達が自立して、老後夫婦二人暮らしになったら広い家は必要ないのではないか?
部屋数は少なくて良いから住みやすい家が良い。
などと考えるようになりました。
そこで選択肢に挙がってきたのがマンションです。
老後のマンション生活のイメージがつかなかったので、夫婦でマンション見学説明会に参加してきました。
見学説明を受けた結果、マンションは機能面のメリットが多いことがわかりました。
老後の住まいの選択肢としてマンションのメリットとデメリットを考えます。
老後に望む生活スタイル
現在は一戸建て持ち家。
住宅ローンは定年少し前で完済予定。
老後資金の準備はコツコツとやっている。
3人の子供たちはすでに自立し、家から出て暮らしています。
そんな僕たち夫婦が望む生活スタイルはスローライフ
当ブログのテーマにもなっています。
ゆっくりとした時間の中で、ゆっくりと自分たちの好きなことを楽しむ
コレですね!
将来の住まいに望むことは、生活のしやすやです。
機能面を重視です!
住まいに関して心配なこと
住まいに関する心配なことは3つあります。
ひとつずつ見ていきましょう。
除雪作業
僕らが住んでいる場所は北陸エリアです。
雪がとてもたくさん降ります。
ロマンチックな降り方なら素敵なのですが、生活に支障が出るほど降ります。
生活に支障となる雪は除かないとなりません。
この除雪作業がかなりしんどいのです。
豪雪地帯には消雪パイプが備わっていて、道の雪はだいたい融けます。
だいたい融けるという点がじつは厄介で…
雪が融け残ってしまいます。
融け残った雪は人力で処分するしかありません。
消雪パイプがある道ですら雪が残るのだから
消雪機能がない屋根の上、カーポートの上、家の前などの除雪は当然になります。
若い時は体力もあったからなんとかできたけど、歳をかさねる毎にしんどくなってきました。
この除雪作業がいちばん心配です(参考:雪国のカーポートについて)
家周辺のメンテナンス
一戸建てを建てた頃は「家庭菜園やりたい」「花をたくさん植えたい」と気合いが入っていました。
でも思ったほどハマらなかった…
現在は家庭菜園エリアに「ミョウガ」と「ラズベリー の木」があるだけ。
花は室内で植木鉢で育てています。
空いた場所には当然雑草が生えます。
草取り作業も歳と共に負担に感じていくでしょう。
家の処分
多くの親たちは「老後は子供たちに負担をかけたくない」と考えていると思います。
僕たちも同じ考えです。
今の家に住み続け、やがて住めなくなったとき(住む人がいなくなったとき)、あとの処理をどうするか。
場合によっては、処分費用が発生する可能性もある。
子供たちに余計な手間をかけること、
お金を費やすことは避けたいと思っています。
老後の住居をどう考えるか
老後の住まいを考えだした頃、職場の同僚や友人からマンション生活の話を聞くようになりマンションに興味を持ちました。
マンションへの住み替えを現実的に検討するためマンションに関する情報を集めました。
マンション見学説明会に参加
僕も妻もマンション生活の経験はなし。
マンションに関する知識もなし。
百聞は一見にしかず!
実際に「見て」「聞いて」みよう!
マンションの見学説明会が開催されていたので夫婦で行ってきました。
実際に部屋を見て話を聞くといろいろと見えてくるものです。
実際に説明を聞いて、老後マンション住まいのメリットとデメリットが見えてきました。
老後 マンションへの住み替え
当初、僕たち夫婦は今住んでいる家をリフォームして住み続けることを考えていました。
しかし今は子供たちが小さかった頃とは生活スタイルが変わって間取りと生活がマッチしていないと感じるようになりました。
だとすれば、大型リフォーム?
それとも建て替え?
大型リフォームや建て替えとなると、その間の生活場所を確保しなければなりません。
引っ越しも仮住まいへの入居時と新居への入居時の2回やることになります。
そんな手間のことも考えるようになりました。
マンションに住み替えもアリかも…
老後 マンションに住み替え メリット
老後マンションに住み替えた場合、メリットと感じたことは3つ。
雪対策が不要
除雪作業は一切やらなくて済む。
雪国では最大の魅力です。
この作業から解放されるだけで身体的な負担はグンと減ります。
さらに雪の心配をしなくて済むので気分的にもかなり楽になります。
家周辺のメンテナンスが不要
草取りなどの大きな庭の手入れが必要ありません。
土いじりが好きな人たちであればこのような作業は負担に感じないでしょう。
僕は家庭菜園にそれほどハマらなかったので庭の手入れが必要ないというのは魅力になりました。
家の処分が比較的簡単
情報によると木造住宅の法定耐用年数は22年位。
マンションなどの鉄筋コンクリート造は47年。
法定耐用年数というのは、実際に住める年数とは違い資産価値として耐えうる年数のことだそうです。
資産価値が残っていれば売却するときにも有利と言えそうです。
またマンションはだいたい利便性が良いところに建っています。
売却するにしても、貸すにしても一戸建てよりも有利と言えそうです。
老後 マンション デメリット
マンションのデメリットとなり得る気になるところは3つ。
ひとつずつ見ていきます。
価格が高い
マンションは、だいたい利便性の良いところにあります。
立地条件が良いということは価格も高くなるのは当然。
しかも最新の機能が盛り沢山となれば高くて当たり前です。
さらに、毎月の共益費や修繕積立金も発生します。
マンションを老後の住まいと考えたとき、ローンや住みなれた土地を売却するなどの金銭的な対策が必要になりそうです。
さらに2021年時点では、マンション価格が高騰していると報道されています。
高騰の理由のひとつとして金融緩和による低金利があげられます。
住宅ローンが低金利になり、住宅を購入しやすい環境が整ったこと。
これによって住宅購入の需要が高まったと言えます。
売却するにしても、貸すにしても一戸建てよりも有利だと言われるマンションが選ばれるようになってマンションの価格が上がっていると言われています。
マンション人気に合わせて価格も高騰してるんだね
日当たりが少ない
マンションの場合、窓がつけられるのは外に面した部分だけとなります。
角部屋であれば側面にも窓が設置されています。
マンションの部屋の多くは両側面は壁。
マンションの基本的な間取りは似ています。
玄関があって、
その反対側にバルコニーがあって、
バルコニーには大きなガラス窓が設置されています。
玄関側の部屋には窓もついています。
しかし玄関側は住人が行き交うのでプライバシー保護のため、磨りガラスもしくはレースカーテンなどで見えにくくしているのが基本です。
その結果、光の入りは少なくなります。
つまり、光が十分入るのはバルコニーのみ。
なのでマンションは全体的に部屋が暗くなりがち。
ずっと一戸建てに住んでいると部屋が明るいのは当たり前になっているので、部屋の暗さは気になるところです。
駐車スペースが1台
僕が住んでいるところは、車はひとり1台所有が圧倒的に多いです。
僕が済む地域では生活に車が必需品。
夫婦二人のマンション暮らしなら2台分の駐車スペースが欲しい。
今回見学したマンションは1室につき1台の駐車スペースは確保されていますが、あと1台は周辺の月極駐車場の契約となります。
マンションから出て周辺の駐車場まで行ってから車に乗るというのは導線が長すぎる。
住めば慣れていくものなのだろうか?
気になるところです。
まとめ
老後の住まいに関して心配している点は、マンションでは全て解決できそうです。
しかしデメリットに感じる気になる点もあるのは事実。
現時点で僕が感じたマンションのメリットは以下の通り。
- 雪対策の心配はしなくて良い
- 家周辺のメンテナンスが要らない
- 一戸建てよりも家の処分は簡単
マンションのデメリットと感じた点は以下の通り。
- 高額
- 日当たりが少ない
- 駐車スペースが1台
メリットとデメリットをどう考えるかで老後の住まいのあり方が見えてくるでしょう。
また、5年後、10年後、自分の環境がどんなふうに変わっているのか分かりません。
その時の自分の環境に合わせて判断していく必要がありそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。