55歳で早期退職。
早期退職その後の生活は、ある程度イメージしていました。
しかし、実際その状況になってみるとイメージ通りにはいかないもの。
早期退職は、思っていた以上にあらゆることがガラリと変わります。
イメージ通りにいかないからこそ事前の準備は大切。
とくに生活の基盤となる家計に関してはしっかりとした事前の準備が必要です。
僕が早期退職を決断する前後にやったことは資産運用と生活費の見直し。
この記事では、早期退職後の家計に関することに的を当てました。
早期退職の前後にやったことがどんなふうに役だったのかをお伝えします。
早期退職を決める前に準備したこと
早期退職を決める前に準備したことです。
早期退職 貯金の確認
まずは自分が持っている貯金額を確認しました。
早期退職後、当面の間の生活費として動かせるお金がどのくらいあるのかの確認です。
銀行にある貯金額、財形貯蓄などの会社経由で積み立ててきたものを確認しました。
退職金の目安が確認できるようなら聞いておくと良いでしょう。
![](https://kozislowlife.com/wp-content/uploads/2023/09/Ojisan.webp)
当面の生活費って…
いくらあればいいの?
ある資産運用の本では当面の生活費は最低でも月給の3ヶ月分と説明されていました。
資産運用は元本割れのリスクがあるので生活費の確保が最優先という考え方からきたものです。
この情報を参考にしました。
早期退職 借り入れ金の確認
住宅ローンや教育ローン、車のローンなど借金の確認です。
我が家が抱えていたのは住宅ローンのみ。
住宅ローンの残債がいくらあるのか具体的に確認しました。
早期退職 早めの資産運用
39歳で積立投資信託で資産運用を開始。
資産運用を始めた理由は健康不安から。
20代の時、大きな手術を3回受けました。
加齢とともに少しずつ無理が効かなくなり。
定年まで働けるだろうか?
と考え始めたのがきっかけです。
投資による財産はすぐに使えるお金ではなく即効性はありません。
また経済状況によっては評価額が下がることもあります。
しかし、いざという時の資金になります。
コツコツと積立投資信託を続けたことで資産のバックアップができました。
結果的としては、早めに始めた資産運用が早期退職の決断につながりました。
50代 早期退職決意後 生活費の見直し
早期退職を決めた後、生活費の見直しをしました。
保険の見直し
加入している保険の見直しをしました。
定年退職を決めた55歳のとき、3人の子供たちはすでに自立。
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僕の死亡保証は手厚い必要はなくなった
自分の葬儀代だけ確保できればいいという考えの元、生命保険の見直しをしました。
逆に、加齢に伴い病院にかかる機会も多くなることを考慮し医療保険の見直しをしました。
僕だけでなく妻の保険も同じように見直し。
結果、保険料はかなりスリムにすることができました。
住宅ローン 一括完済を決めた
定年まで働くつもりでいたので住宅ローンは60歳まで残っていました。
妻と相談の結果、退職金を住宅ローンの一括完済に充てることに決定。
資産運用である程度の資金ができていたのでこの判断ができました。
早期退職した後、計画通り退職金で住宅ローンを完済。
早期退職後の次の仕事は決まっているなら一気に完済する必要はないという考え方もあるでしょう。
しかし、早期退職後の再就職ではほとんどの場合給与が減ります。
その状況で毎月の住宅ローンを払っていくのは厳しい。
退職金というまとまったお金があるうちに、固定出費の住宅ローンは片付けることにしました。
50代 早期退職 その後 実際の生活
ちょっとしたハプニング
娘の会社に再就職を決めていたものの…。
新会社設立手続きの関係で、会社スタートは6月からということになりました。
年度末退職だったので、つまり4月、5月は事実上無職という状態でした💦
比較的早い段階で、この状況が分かったので対応はできましたが…。
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収入がないのは厳しい…
貯金や資産がある状況でも、生活費がただ減っていく状況はとても不安な気持ちになりました。
実際に体験してみないと分からなかった感覚です。
冒頭に述べた当面の生活資金は最低でも月給3ヶ月分必要という言葉に激しく納得しました。
生活費
前職よりも給料は下がりました。
保険料見直し、住宅ローンを完済したことで家計の負担は大きく減りました。
![コージ](https://kozislowlife.com/wp-content/uploads/2023/10/ko-zi_face_00.webp)
生活費を見直して実行したことは正解。
新しい生活のスタートは色々と出費も出てきます。
早期退職後の生活を想定した生活費の見直しと実行は重要だと実感しました。
家計 見直し どこから?
実際に早期退職をして感じたことは家計の見直しは必須だということ。
では家計の見直しはどこからやれば良いでしょうか。
おすすめの項目は次のとおりです。
- 全ての貯金額の確認(現在の状況を知る)
- 生活費の見直し
- 資金確保(早い段階で資産運用を検討)
貯金額の確認
実際に動かせるお金がどのくらいあるのか把握しておくことが大切です。
確認することで次の対策を取ることができます。
不足だと感じたら増やす方法を考える。
十分だと感じたら将来の使い道を明確にするのも良いと思います。
まずは現在の状況を把握しましょう。
![](https://kozislowlife.com/wp-content/uploads/2023/12/BANK.webp)
生活費の見直し
節約をテーマにしたTV番組でも言われています。
生活費を見なおす=固定出費を減らす。
固定出費とは、定期的に必ず出ていくお金のこと。
携帯電話料金や保険料、住宅ローンなどがそれにあたります。
我が家の場合も保険料が減ったこと、住宅ローンがなくなったことで家計の負担は大きく減りました。
固定出費は意外と精神的な負担が大きいもの。
固定出費が減ったことにより精神的な負担も減って気持ちが楽になりました。
固定出費の軽減は、家計が楽になる直接的効果と気持ちが楽になる間接的効果の両方が得られます。
早期退職に向けたオススメな準備項目です。
保険料の見直し
保険料の見直しは「やったほうがいいよね」と思いつつもなかなか行動に移せないもの。
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僕もそうでした。
面倒クサイという思いがあった。
保険料を見直して保険内容を変更するには手間がかかります。
どうしても億劫になりがち。
でも固定出費を減らしたいと考えるなら少し頑張って行動してみることも必要。
昔に入った保険は今現在のライフスタイルに合っていないということもあります。
早期退職を考えているなら、早期退職後のライフスタイルに合った保険を検討してみることが良いでしょう。
見直した結果、保険料のスリム化ができれば固定出費を減らすことになりますね。
住宅ローン
住宅ローン返済の考え方は人それぞれ。
早めに繰上げ返済したほうが良いと考える人や繰上げ返済は急がないという考え方の人もいます。
それぞれの家計状況が違うからどれが正解とは言えません。
その家の家計状況に合った住宅ローン返済の方法が正しい方法と言えます。
固定出費の中でも大きなウェイトを占める住宅ローン。
退職金で一気に完済!と考えがちですが、退職金の使い道は慎重に!
早期退職後の家計状況に合わせて退職金の使い道を決めましょう。
早期退職を考えていて、住宅ローンがまだ残っているならその後の返済シミュレーションをキチンと行いましょう。
![](https://kozislowlife.com/wp-content/uploads/2023/12/Housing-loan.webp)
携帯電話料金の見直し
支払っている携帯料金の月額と、実際に利用している内容のバランスが取れているかを見直しましょう。
ほとんどメールしかしていないのに月に何千円も支払っているのでは割が合いません。
今ではどの携帯電話会社も格安プランを提供しています。
格安プランへの乗り換えも視野に入れておきましょう。
塵も積もれば山となる。
数千円の節約が生活費にじんわりと良い効果をもたらします。
我が家は早期退職に関係なく早い時期に格安スマホプランに乗り換えました。
![](https://kozislowlife.com/wp-content/uploads/2023/12/Man-and-woman.webp)
資金確保 早い段階で資産運用を検討
39歳から始めた積立投資信託は早期退職の後押しとなりました。
特別大きな資産ができたわけではありませんが、まとまった資産は安心材料になります。
早い段階で資産運用を検討してみましょう。
ここで知っておいて欲しいことは、資産運用は貯金と違ってリスクがあるということ。
元本割れのリスクです。
簡単にいうと貯めたお金が減ってしまうリスクです。
まずは資産運用がどういうものなのか知ってから始めることをオススメします。
まとめ
早期退職後は生活環境がガラリと変わります。
生活環境の変化に対応するためにも基盤となる家計のことは考えておきましょう。
早期退職を考えているなら、この情報が何かの役に立つと嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。