2024年 新NISAがスタートしました。
新NISAが開始されたことで資産運用に興味を持ち、セミナー等に参加する人が増えたようです。
それに伴い、各ネット証券は投信積立をクレジットカードで決済できるクレカ積立を前面にアピールするようになりました。
証券会社指定のクレジットカードで投信積立をすると積み立てた金額に対してポイントが還元されます。
投信積立ができる上にポイントまで貰えるのでポイ活として有益です。
どのネット証券も毎月のクレカ積立上限額を10万円まで引き上げ、新規ユーザーの獲得合戦がくり広げられています。
この投信積立クレカ決済のポイ活。
利用すべきなのでしょうか?
結論から言うと我が家では投信積立クレカ決済のポイ活は見送りました。
その理由を解説します。
また投信クレカ積立でポイントの恩恵があるのはどんな人なのか考えます。
クレカ積立 ポイント還元 とは?
クレカ積立ポイント還元とは、毎月の投信積立をクレジットカード決済にして積立額に応じたポイントがもらえるというものです。
2024年から新NISAがスタートし、新たにNISAを始める人にとっては魅力的です。
クレカ積立 ポイント還元率は?
代表的なネット証券のクレカ積立ポイント還元率等を簡単にまとめたものが次の通りです。
各証券会社のポイント還元率は条件によって差があります。
その条件というのが非常に細かく設定されています。
理解するのも結構たいへん💦
その条件に合致していないと最大の還元率を得ることができません。
各証券会社HPのクレカ積立の解説ページで必ず確認しましょう。
特に気をつけなければならないのがSBI証券。
2024年11月買い付け分以降還元率は大きく下がります。
積立上限額を5万円→10万円に引き上げたことにより調整が入りました。
クレカ積立 見送り 4つの理由
僕がクレカ積立を見送った理は次の4つです。
- 投信積立設定済み。設定変更の手間に見合ったポイント還元は期待できない。
- 一口座の積立金額が上限額10万円に満たず。ポイント還元の恩恵が感じられない。
- クレカ積立のポイント還元が永久とは限らない。還元率の変更があり得る。
- ポイント還元サービスのために生活スタイルを変えることはストレス。
投信積立 設定済み
2007年から投信積立をしています。
2019年からNISAを追加で始めました。
投信積立用口座に積立金額分を自動振替する仕組みを設定済み。
クレカ積立を行うにはこの設定を切り替える必要があります。
設定変更の手間に見合ったポイント還元が期待できるか考えると、我が家の場合あまり期待できないことが分かりました。
よって、クレカ積立を見送りました。
一口座の積立額 10万円以下
大手ネット証券ではクレカ積立上限額を5万円から10万円まで引き上げました。
新NISAで毎月10万円ずつ積み立てるとつみたて投資枠120万円分を目一杯クレカ積立で使うことができます。
しかし、ここで疑問が…
毎月10万円を積み立てできるかな?
毎月10万円ずつ積み立てるのはかなりの年収があり生活にゆとりがないと難しいと言えるでしょう。
仮に毎月10万円をクレカ積立可能なら1%還元で1000ポイント。
1年で1万2000ポイント。
これは大きいですね!
しかし毎月3万円なら…1%還元で300ポイント。
1年で3600ポイント。
クレカ積立を毎月10万円できるならポイント還元の魅力を感じられます。
しかし積立額が多くない場合、ポイント還元の魅力は減ってしまいます。
10万円ずつ積み立てて初めてポイ活効力が発揮される印象。
我が家の場合、僕名義の投信積立、僕名義のNISA、妻名義のNISAの3口座で投信積立をしています。
一口座毎の月々の積立額はどれも10万円以下です。
それぞれの口座にクレカ積立を適用してもポイントの恩恵は少ないと判断しました。
クレカ積立 ポイント還元 永久とは限らない
クレカ積立のポイント還元サービス。
いつまで続くでしょう?
現にSBI証券が最大5%還元を謳っていましたが2024年3月に還元率変更の発表がありました。
SNS上では実質改悪と言われています。
社会の状況に合わせてサービス内容の変更は十分あり得ます。
分かっちゃいるけどガッカリする💦
もう10年以上前の話になりますが…
自分はポイ活のため、あるケータイキャリアブランドで固めたことがあります。
そのためにクレカを新規に作ったり銀行口座も変更しました。
初めのうちはポイントがザクザク貯まってましたが…
少しずつ「ポイント還元率変更のお知らせ」が届くようになり…。
最終的にはポイント還元の恩恵はほとんどない状況になりました。
恩恵を受けたのはほんの1年足らずです。
そんな経験をしているので「ウマい話は最初だけ」と警戒するようになりました。
生活スタイルを変えてまでやるのか?
クレカ積立をするなら少しでもポイント還元率が高い方が良いですよね。
還元率が高いクレカ積立をするなら対象クレカを持っていない場合、新たにクレジットカードを作る必要があります。
また、ポイント還元の恩恵を受けるなら上限10万円まで積立てた方が良いでしょう。
我が家の場合は積立投信口座が3つ。
それを集約すれば上限の10万にはなるけど…。
15年以上(NISAは4年)継続した投信積立のスタイルを変更することはかなりのストレス。
生活スタイルが変わるストレス・各種申込作業・設定の変更など労力を使うほどのポイント恩恵は期待できないと判断しました。
クレカ積立 向いている人
ではクレカ積立に向いている人はどんな人たちでしょうか?
クレカ積立に向いているのは次に挙げる人たちです。
- NISA(積立投信)が新規の人
- 毎月10万円積立が出来る人
- 労力を惜しまない人
NISA(積立投信)が新規の人
NISA(積立投信)が新規の人はクレカ積立に向いていると言えるでしょう。
僕のように既に投信積立環境が出来上がっている人がクレカ積立のために環境を変えるのは労力を使います。
しかし、新たにNISA(積立投資)を始める人なら証券会社も選択できるし対象クレジットカードを同時に作ることも可能です。
作業自体がスムーズです。
毎月10万円積立が出来る人
積立金額が多いほどポイント還元が期待できます。
クレカ積立上限の毎月10万円積立が出来る人はクレカ積立に向いているといえます。
しかしポイントの恩恵を受けたいために無理をするのは禁物。
投信積立は長期にわたって運用することで利益が期待できるものです。
生活に無理のない範囲で積立が継続できることが重要です。
労力を惜しまない人
証券口座の変更や新クレジットカード作成、積立投信の設定変更などの作業は労力を使います。
僕も労力を惜しまずクレカ積立に変更すれば毎月いくらかのポイントが入るでしょう。
チリも積もれば…と考えれば労力を惜しまず設定変更をすることも選択肢のひとつ。
しかし僕の場合は「その労力はポイント還元と見合っているのか?」と考えてしまいます。
この労力を惜しまず行動できる人はクレカ積立に向いているでしょう。
まとめ
新NISA クレカ積立 ポイント還元はとても魅力的なサービスです。
条件が揃えばクレカ積立で高い還元率でポイントが得られます。
しかし条件が合致しなければ期待したポイント還元は得られません。
実施する前に必ず各証券会社のクレカ積立の詳細を確認しましょう。
重要なことほど何故か小さい文字で書かれている💦
注意が必要です。
投資信託は長期戦です。
今ある環境を大切にしながらストレスのない範囲でコツコツ続けられる方法をとりましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。