高齢の親と離れて暮らしています。
父が亡くなったことで高齢の母が一人暮らしになりました。
話し相手がいなくなり、少しの間寂しそうにしていた母。
母とのコミュニケーションは、ときどき電話をする程度だった。
ところが!
ある日突然、母からLINEメッセージが届いた!
その日を境に、母とのコミュニケーションはLINEメッセージが主流に。
母がLINEを覚えたことで、遠いけど近いコミュニケーションができるようになりました。
高齢の親 スマホ デビュー
父が亡くなったことを機会に父名義のガラケーを解約。
新規にスマホを契約をしました。
シニア世代のスマホデビューの条件とは?|高齢の母がガラケーからスマホに乗り換えました。
スマホにしたんだからLINEが使えるといいな…
そんな淡い期待を込めて母のスマホにはあらかじめLINEアプリを入れておきました。
本当にLINEを使うようになるとは…
この時点では想像もつきませんでした。
高齢の親 スマホ 通話がやっと
スマホの使い方として、通話方法を教えました。
使い方を教えた時、母は操作方法をメモしていました。
スマホ操作を覚えようとする意識は高かったと思います。
しかし、ガラケーとは使い勝手が違うので通話するのがやっとでした。
連絡を取るという意味では通話ができれば十分
母から突然のLINEメッセージ
ある日、LINE着信音がなったので見てみると…。
なんと!
突然、母からLINEメッセージが届きました!
初めてのメッセージは全部ひらがなで
「◯◯ちゃんにおしえてもらったよ」
と一言だけ。
母に大きな変化が現れた瞬間でした。
LINEサポーターの登場
近くに住む義妹や姪が、一人暮らしの母のことを気にして頻繁に遊びにきてくれるようになってました。
義妹や姪は日常的にLINEを使っています。
義妹や姪が積極的に母にLINE操作を教えてくれたのでした。
母専属ラインサポーターの登場です。
その後もときどき母のスマホにLINEメッセージを送ってくれたりしたようです。
そのおかけでLINEメッセージを見る機会も増えて徐々に慣れていったようです。
母の様子に変化 スタンプ LINE通話
初めてのLINEメッセージの後、ときどき母からLINEメッセージが届くようになりました。
ひらがなだけの文章から誤変換はあるものの漢字混じりの文章になり、やがてスタンプも入るように。
ついには母からLINE通話で電話がかかってくるようになりました。
母の進化ぶりに驚き!
実家に行く用事があったので母に「凄いね!」と伝えたら
やってみると面白いね。
と楽しそうな反応でした。
母の話を聞くと、他の親戚ともラインを始めた様子。
日常的に
「今日は畑に行ってきます」
とか
「これからお昼ご飯を食べます」
といったLINEメッセージがいろんな人から届くようです。
それを読むのも返すのも楽しいと教えてくれました。
高齢者とSNS 良い点
LINEを使うようになった母。
母の例から、高齢者にとってSNSはどんな役割を果たせるのか良い点を考えてみました。
人との繋がり
高齢になると足腰も弱くなり移動が億劫になります。
自分からどこかへ出かけるということは少なくなります。
人と接する機会は、誰かが家に尋ねてきた時だけ。
基本的には待ちの姿勢になります。
固定電話からの電話は「長話になると電話料金が高くつくから」という理由で滅多にかけない状況。
そんな状況中、LINEを覚えたことでいつでもどこでも気兼ねなくコミュニケーションが取れるようになりました。
待ちの姿勢だった人付き合いが積極的にできるように変化しました。
このことでLINEは楽しいと感じたのだと思います。
僕自身も母とLINEでやり取りするようになってからは、母の様子がよくわかるので近くに感じられるようになりました。
生活に刺激
一人暮らしでは、誰かが遊びにくれば話もできますが普段はTVを見るくらいです。
ほとんど刺激がありません。
しかしLINEをするようになってから生活に新しい刺激が加わりました。
- 文章を考える
- 文字を打つ
- スタンプを選ぶ
- 写真を撮る
これらの行動を日常的に行うことで退屈しない刺激のある生活が送れるようになったと思います。
安否確認
LINEメッセージが日常的になってくると、メッセージのやり取り自体が安否確認の役割も果たします。
高齢者とSNS 注意すべき点
高齢者が使うSNSは良いことだけではありません。
注意すべき点もあります。
セキュリティ管理
知らない人が友達に自動的に入らないようにするとか、友達以外のメッセージは受け取らないといったセキュリティ管理の設定をしておく必要があります。
トラブルに巻き込まれないように対策をとっておくことが大切です。
SNSに頼りすぎない
SNSの良い点で書きましたが、LINEメッセージは安否確認の役割も果たせます。
しかしSNSばかりに頼るのではなく、時々家へ出向いて高齢の親の顔を見てくることが重要です。
まとめ
周りの人たちの協力で母はLINEを使えるようになりました。
それに加えて母自身も操作を覚えようとする姿勢がありました。
幸いにも母の周りにそういう環境が整っていたことがラッキーだったと思います。
高齢者の中には、新しい機械を使うのが苦手という人もいます。
SNSを使うことを無理強いせず、その人に合ったやり方でコミュニケーションとっていくことが大切です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。