2015年からインコたちと暮らしています。
僕が住んでいる場所は豪雪地帯。
冬の寒さがとても厳しいです。
そんな環境の中、セキセイインコをお迎えすることを決め保温対策のためアクリルケースを購入使用しました。
これが期待以上の働きをしてくれたので紹介します。
インコのお迎えを検討している人、アクリルケースはまだ使ったことがない人は是非参考にしてください。
インコ用アクリルケースってどんなもの?
インコ用アクリルケースとは、インコのケージ(鳥かご)を覆うアクリル製のケースです。
画像は我が家で実際に使っているもの。
前面に扉がないタイプを購入し、蝶番で跳ね上げ式の扉を自作しました。
扉をはね上げれば前面が全開放されます。
インコ用アクリルケース 期待できる効果
インコ用アクリルケースを使用することで期待できることは次のとおり。
保温効果
インコは暖かいところに住む鳥なので冬場は保温のためヒーターが必須。
しかしヒーターを設置しただけではヒーター周辺が暖かいだけで、ケージ全体は温まりません。
アクリルケースを使うとケージ全体を覆うのでヒーターで温めた空気が逃げにくく保温効果があります。
防音効果
ケージ全体を多くので外への音漏れを防ぎます。
大きな声で鳴くインコを飼育するなら防音対策は必須。
鳴き声によるご近所トラブルは避けたいですよね。
餌や糞の散乱防止
インコは餌を食べる時、ケージの外に餌を食べ散らかします。
ケージの壁に捕まりながら糞をすることもあるのでケージの外に糞が飛び散ることも…。
アクリルケースがあれば、外に飛び散るのを防いでくれます。
インコ アクリルケース メリット
アクリルケースを実際に使用してみた結果です。
次のようなメリットがありました!
保温効率がUP!
最初に購入したアクリルケースが扉なしの前面開放タイプ。
使ってみたところ、ヒーターで温まった空気が逃げてしまい、保温効果は半減。
暖気が逃げないための対策として跳ね上げ式の扉を後から自作しました。
その結果、冬場のケージ内温度は安定し保温効果が上がりました。
アクリルケースを使っていなかったら、保温はできなったでしょう。
防音効果バッチリ!
我が家には中型インコのコガネメキシコインコがいます。
体全体がオレンジ色でとても綺麗なインコです。
しかし!鳴き声がとても大きい!!
鳴き声の大きさは中型インコ最強と言われています。
コガネメキシコインコ 飼育日記!お迎えして4カ月!実際に飼ってみて分かったこと!!
コガネメキシコインコ用には初めから前面扉つきのアクリルケースを準備しました。
アクリルケースがあるのと無いとでは外に響く声の大きさは全く違います。
アクリルケースは、完全に鳴き声を遮断する効果はありませんがケージの周りにアクリル板があることで鳴き声漏れをかなり防いでくれます。
鳴き声漏れが少なくなることで、ご近所トラブルリスクの精神的不安から解放されました。
餌や糞 外に散乱しない!
ケージをアクリルケースで覆うことで餌や糞は外に散乱しません。
その代わり、ケージ内に溜まってしまいます。
溜まった餌のカスは糞はこまめに掃除する必要があります。
驚いたのは餌のカスや糞の量!
餌はシードをメインで使っているため皮がゴミとして出ます。
その量が僕の想像を上まってました。
またケージ壁からする糞の量も多い!
アクリルケースの内側に広い範囲で白くこびりつきます💦
この餌カスや糞がそのまま外に出ることを想像すると部屋掃除の大変さが目に浮かびます。
アクリルケース内に収まることで部屋の汚れを防いでくれます。
クリアなので中の様子がよく分かる
アクリル板が無色透明なので中にいるインコたちの様子はよく見えます。
2015年から使用していますが、アクリル板がくすむことはありません。
ずっと変わらずクリアなままです。
インコ アクリルケース デメリット
インコ用アクリルケースのスゴイところを説明してきました。
でもデメリットと思えることもあります。
価格が高め
厚めのアクリル板で作成されているので価格は高めです。
しかし、動かして使うものではないので壊れるリスクは非常に低いです。
普通に使用していればまず壊れることはありません。
お手頃価格のものもありますが組み立て式であったり、アクリル板の厚みがなかったりと価格相応のものになっています。
中にゴミが溜まる
餌や糞の散乱を防止する反面、中にゴミが溜まります。
インコたちの生活環境が不衛生になりやすい。
また全面をアクリルケースで覆うことで空気の流れが遮られます。
アクリルケースには風通し穴が設置されているものもあります。
いずれにしても、こまめな掃除と空気の流れをつくる換気が必要です。
インコ アクリルケース 危険性 ?
インコ用アクリルケースについて、たまに目にするのが「危険性はないか?」という言葉。
危険性とは何を指すのかというと、どうやら酸欠の心配をされているようです。
アクリルケースのデメリットでも挙げた通り、アクリルケースはケージを覆うので空気の流れが遮られるのは事実です。
しかし、密閉されるわけではありません。
保温ヒーターを設置できる穴が開けてあったり、通気用の穴を開けているものもあります。
しかし、全てのアクリルケースに穴開けが施されているわけではないので、購入する場合は確認をしましょう。
我が家ではヒーター用の穴が空いているアクリルケースを使用していますが、インコたちは問題なく元気です。
インコ アクリルケース どこで買える?
主にインターネット通販で購入できます。
大手インターネット通販では価格も形も豊富に揃えられているので選択の幅が広がります。
ホームセンターに行けばアクリル板だけ売られています。
DIYに自信があるなら自作するのもアリです。
インコ アクリルケース おすすめ
僕が実際にセキセイインコ用とコガネメキシコインコ用として購入使用しているものです。
バードケージ鳥まる
組み立て式のアクリルケース。
セキセイインコに使用しています。
アクリル板の厚さは2mmほど。
防音効果はあまり期待できません。
極端に寒い地域でなければ保温としても有効です。
主に餌・糞の散乱防止向け。
価格を抑えつつアクリルケースの効果を得たい人はこちら。
アクリ屋ドットコム
アクリ屋ドットコムさんは様々な用途のアクリル製品の加工製造販売を行なっている会社です。
ペット用のアクリル製品も扱っています。
セキセイインコ用アクリルケースを2015年に購入。
しっかりとした作りで安定してずっと使用できています。
アクリル板の厚さは5mmもあります。(背板のみ3mm)
とてもしっかりした作りで気に入ったので2022年にはコガネメキシコインコ用の大きいサイズを追加購入しました。
アクリ屋ドットコムさんの良いところのひとつが既製品ケージに合わせたサイズラインナップです。
インコ用ケージとして人気のHOEI(ホーエイ)製に合わせたサイズで作られています。
HOEI製のケージを使っているなら迷うことなくケージに合ったアクリルケースを選ぶことができます。
ヒーターを設置する穴の右左を選べるほか扉の有る無しも選択できます。
既製品だけでなくセミオーダーにも対応しているからありがたい。
値段は少々張りますが価格なりの価値がある製品です。
考え方のひとつですが…
セキセイインコの寿命はだいたい10年。
中型インコの寿命はだいたい30年。
購入したケース代金を月額換算すれば妥当な金額だと気づくはずです。
餌・糞の散乱防止の他に防音効果、保温効果も期待するならこちらです。
まとめ
初めは保温目的で使い始めたアクリルケース。
実際に使ってみると、保温効果の他にも防音効果、餌・糞の散乱防止でとても役立っています。
インコ用アクリルケースをまだ使っていなければ是非参考にしてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。